Music Batonというものを
ニクタイカイゾウのウルフルートさんからいただいたと思ったら、
La Bluzuのベーシストgoatman氏からも回してもらっているようです。
Musical Baton(ミュージカルバトン)とは、海外のブログに端を発する、音楽に関する企画。音楽に関するいくつかの質問が「バトン」として回ってきたら、自分のブログ上でこれらの質問に答え、次の 5 人を選びその人にバトンを渡す、というルール。めずらしく乗り気なのでやってみるとします。
◆Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
概算で300GBほどです。
ゲームボーイではなくギガバイトです。
6割強はサプリングしたWAVEファイルです。
◆Song playing right now (今聞いている曲)
新ウィーン楽派の音楽が好きで、学校でもレッスンに持っていっているのでグレン・グールドが弾くアルバン・ベルクのソナタOp.1をループして聴いています。
◆The last CD I bought (最後に買った CD)
An Anthology of Noise and Electronic Music Vol.3 1952-2004
タイトル通り、ノイズと前衛音楽の歴史を収めたコンピレーションアルバム。
◆Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
あまりにもマイナーなものは避けて書きます。
この組み合わせに素直に笑えるかたは、自分が度を越えた音楽マニアであることを再認識して深く反省すべきです。
・Aphex Twin(Richard D. James) : Selected Ambient Works 1985-92
これは曲単位で聴くものではないので、アルバム丸ごと。
今やテクノ・ミュージック界の重鎮となっているリチャード・D・ジェームズの1stアルバム。
1992年当時未開拓だったジャンルを、アンビエント・テクノやエレクトロニカまで一気に広げた名作。
全体を通して「仕事が丁寧」という印象が強く、普段のぶっ飛んだ行動とのギャップがまた小憎らしい。
・Vladimir Horowitz : メンデルスゾーン「結婚行進曲」による変奏曲
ウラディーミル・ホロヴィッツは「ロマン派の残り火」として歴史的にも偉大なピアニスト。
この曲が、学校で「ヴィルトゥオーゾ・ピアノ研究会」に入る切っ掛けとなった。
アカデミズムから逸脱したパフォーマンスとしてのピアノがこれほど素晴らしいものだと気付かせてくれた1曲。
僕のハンドルネームもこのホロヴィッツへの憧れからこんな読みづらいものになった。
・Steve Reich : Music for 18 Musicians(1976)
ミニマル・ミュージックの提唱者であるスティーブ・ライヒの70年代の集大成ともいえる作品。
絶え間ないパルスと息の長い管弦楽でフラクタル的アーチ構造をつくる。
管楽器と女声が起こす波とマリンバの冷たい響きの音価と音色の対照が心地よい。
・Deep Purple : Burn
誰でも一度は耳にしたことがあるであろう有名曲。
メンバーをクビにするのも、ライヴ中にテレビカメラにギターを突き刺すのも、全てが気分。
そして即実行。
ロックってそういうものなんじゃないかなあと考えさせられる。
イントロのリフは今なお世界一のダサかっこよさを誇っていると思う。
・La Bluzu : カレーパン
ファンク・ミュージックの若き天才、坂田雄輝によるカレーパンの歌。
この曲から僕のウキウキバンドライフが始まったと言っても過言ではない。
◆Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
もう何と言えばいいだろう、自分の友達の少なさに本当に、本当に驚きます。
もし書くネタに困った方がいらしたらぜひコメントなりメールなりくださいな。